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徐々に頭が冴えてきた。 君とのキスは夢であり、現実では君が遠くにいることを実感させられた。 彼女は遠い所にいる。そう。これは、遠距離恋愛。 そして今日は、彼女と付き合った日付。ちょうど2年前に俺に初めての彼女ができた。そして彼女は今も大切な人。 会いたいな。抱き締めたい。 俺は携帯を開いて彼女の写真を見た。 そっと画面を撫でる。 ♪~ 突然、着信が鳴った。 驚いた。今まで見つめていた愛しい彼女からの着信。ナイスタイミング! 「おはよ~」 『丁度、お目覚めですか?』 時計を見ると7:25だった。 「まあね」 『今日は、授業?』 「そう。10:00から」 『そっか』 「そっちは?」 『う~ん、今は料理したい気分』 「朝からやりますねぇ」 『はい』 ピンポーン~♪ 「ごめん。誰か来たから切るわ」 『はぁい…』 今日は記念日だけど、彼女が側にいなけりゃ何もできない。 俺は今を楽しもうと思う。 …でも、今夜は彼女とずっと電話をしていようかな。彼女が眠るまで、電話を繋げていてあげよう。
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