7人が本棚に入れています
本棚に追加
/10ページ
徐々に頭が冴えてきた。
君とのキスは夢であり、現実では君が遠くにいることを実感させられた。
彼女は遠い所にいる。そう。これは、遠距離恋愛。
そして今日は、彼女と付き合った日付。ちょうど2年前に俺に初めての彼女ができた。そして彼女は今も大切な人。
会いたいな。抱き締めたい。
俺は携帯を開いて彼女の写真を見た。
そっと画面を撫でる。
♪~
突然、着信が鳴った。
驚いた。今まで見つめていた愛しい彼女からの着信。ナイスタイミング!
「おはよ~」
『丁度、お目覚めですか?』
時計を見ると7:25だった。
「まあね」
『今日は、授業?』
「そう。10:00から」
『そっか』
「そっちは?」
『う~ん、今は料理したい気分』
「朝からやりますねぇ」
『はい』
ピンポーン~♪
「ごめん。誰か来たから切るわ」
『はぁい…』
今日は記念日だけど、彼女が側にいなけりゃ何もできない。
俺は今を楽しもうと思う。
…でも、今夜は彼女とずっと電話をしていようかな。彼女が眠るまで、電話を繋げていてあげよう。
最初のコメントを投稿しよう!