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荷物を持たずに行ったから教室に戻る。
すぐに終わると思っていたから持っていかなかったが、念の為にも持っていけば良かったと思った。
教室には誰もいないと思ったが、いや、一条がいるかもとは少し思ったが、別の人物がいた。
本を読んでいると言う事は誰か待っているのだろうか。
ま、自分には関係ないから荷物とってすぐ帰ろう。
…誰?
さすがに同じクラスの人達の顔は覚えていると思う。けど見たことのない黒髪男子が机と椅子を使ってる。それで読書をしている。
見間違いかな?
そんなじーっとなんて見てないから。うん。そうしよう。考えても分からないよ。
という事で俺は考える事を放棄した。
下駄箱、正門を通過したが一条はいなかった。
帰ったか。いると思ったんだがな。別に期待してたわけじゃねーけど。
ヴーヴー
携帯のバイブがなったので見てみるとメールが一通。
『よお!優くん。
愛の言葉を受け取ったかい?
そしてその相手は誰だった!?
HAHAHA(・∀・) 』
「・・・・・」
一条です。このメールの送信者は一条です。
最後の「HAHAHA(・∀・)」って何だよ!テンション高いな!てかお前今どこにいるんだよ!家か?家なのか?タイミングが良いような気がするんですけど?!
まあいいや、落ち着こう。
このメールは見なかった事にして帰ろうか。
うん。帰ろう。
そして無事俺は帰宅した。
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