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「う、まあ分かったってこと!」
「はいはい、じゃあ準備はいいのか?」
「え、ええ…」
俺は香月に向かってゆっくりと歩いていく
ガチガチに緊張しているのが人目でわかるほど固まっている香月にほぼゼロ距離と言えるくらいに近づき、
「壊れろ、」
横を通りすぎながら心臓辺りをポンポンっと叩くとむにゅっという感触と共になにかが壊れるおとがして…
香月は倒れた
俺はそれを支えて、ベンチまで連れていき、ゆっくりと寝かせる
「さあ、ようやく揃ったよ、主人公達。どれだけこの時を待っていたことか。」
誰も聞いてはいないのに、高揚した様子で、おれこと緋白という存在は語りかける、まるで世界に話しかけるように。
「訃報師が二回目の目覚めを迎えるとき、終焉のプレリュードが、カウントダウンが、始まる、動き出す、そうなれば止まらない。」
「さあ、早くーーーーーーーー」
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