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まずは最初にドS感たっぷりで少年を見下ろしていた少女から紹介しよう
彼女は夜桜香月16歳
長い黒髪と吸い込まれそうな赤い瞳
成績優秀で大和撫子のような出で立ちだが社交性はほぼ0、とても残念な胸
というのが一般人からみる彼女だろう
実際は小悪魔系ドSでコスプレ趣味という大和撫子からは縁遠いのだが。
そしてもう片方のあとからきた少女は
秋村エリカ。同じく16歳
金髪で長い髪をツーテールにしている
スポーツが得意で勉強は…お察しレベルといったところ
学年1の巨乳で、女子から消されてもいいから触ってみたいと望む男子があとをたたない
こちらも裏の面があり爽やか系であることに変わりがないが少し…いや、かなり腹黒い
そしてひたすら土下座を維持し続けているこの僕は木崎緋白という。
このエリカは幼馴染みだが、香月との出会い方がまた厄介なのである。
「ちょっと緋白!力使うから結界を張っときなさい!」
香月から指令が出たが、僕達には、このRPGのような明確な敵がいない平和な世界にも関わらず異能と呼ばれる、ある種の超能力的な力を生まれつき保持している
しかも変身出来たり宙に浮けたりするわけではない
共通する特徴はただひとつ、壊すためだけの力
そのため僕たちはこれを持つものたちをブレイカーと呼ぶことにした
そのブレイカーが使える力は3つある
まずは結界
まあつまりご都合主義的な空間を作り出せるわけである
次に固有能力
ここからは個人によって力が変わる
俺が結界を張ったらすぐにあの二人の力を見れることだろう。
最後に簒奪。
方法は個人で異なるが、他のブレイカー達の力を奪い、強化できる。
と説明はここまでしておこう
「『わが力を持って世界を拒絶する』」
これが結界を発動するための言葉だ。
この言葉によって僕達五人は全員結界を使える。
しかし脳のキャパシティをかなり食うので、非戦闘員が結界を張るのが決まりとなっている。
少なくとも僕達のなかでは。だけど
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