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 「玖瑠実様、離してください。」  「嫌ですよ。」  私が懇願するもあっさりと却下されました。  何故かと聞くと、私がいつも姫的立場ですので今日ぐらいは綺羅さんが姫でもいいかと思いまして。  そんな返事をいただきました。  「では、よろしくお願いしますね。玖瑠実様。」  「はい、任されました。」    私たちは笑いながら親衛隊が作りあげた道を駆け抜けていきました。  正確には玖瑠実様ですが。
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