一つの過去 キラside

4/7
前へ
/85ページ
次へ
 「おい、猿。場所、移動ずるぞ。」  「ういっス。」  返事をしながら俺の後ろを ついてくる。  アヒルみてぇだな、コイツ。  まぁ、禿げてんのが気に食わねぇが。別にどうでもいいか。        攻城の北裏路地に行くと服の擦れる音と、血の匂いがした。  「お、誰か喧嘩してんぞ。猿、俺らも行くか?」  横目に音が聞こえる場所を指しながら聞く。  「え!?行くんですか。危ないですよ!!。」  腰抜けだなぁ~、猿はいつまでたっても猿だな。
/85ページ

最初のコメントを投稿しよう!

592人が本棚に入れています
本棚に追加