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 「いえ、お答えしますよ。質問の答えですが、執事としての仕事だからです。」  すると不満そうな顔をされました。  「なんでぇ~??一応きぃ~ちゃんってぇ~俺らと同じ年齢でしょぉ~?」  おっと、痛いところをつかれましたね。  実は私生徒会の方々と同じ年齢でして、執事としての素質があるからこの学園に雇われたんですよ。  理事長直々の命令もありますが、それはまた後ほど。    「そうですが、理事長から生徒会専用の執事になれと申しつかっておりますので。」    私は執事です、と言うと不満そうな顔をされましたが納得されたご様子です。  「話し込むのもいいですが、そろそろ行かないと遅刻ですよ。」  腕時計を見ると遅刻まで20分あった。  嗚呼、遅刻ですね。
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