【第一話 プロット】

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 コンビニの事務室。私立高校北野学園の生徒佐原麻里が、店長に万 引きを咎められている。 店長の詰問に対し、麻里は満足に答えられない。 そこへ麻里の同級生北野優香が現れ、許して欲しいと涙の懇願。 優香が地元の名士である学園長の娘ということもあり、店長は麻里を 許す。 だが、麻里は怯えている。  その後、歩道を歩く二人。優しげだった優香、豹変し、 嫌がる麻里の手を掴み、人気の無い公園へ連れて行く。  公園。麻里は優香とその取り巻きに囲まれる。 「言ったよね、失敗したら……ほらっ」 優香、紙袋を麻里に投げる。その中には石で潰された子猫の死体。 「あんたがどん臭くなけりゃ助けてやったんだけどね。本当、何もで きないのね」 麻里、もうこんなことは止めて欲しいというが、すかさず優香が腹に 蹴りを入れる。 「その前にあんたが生きるのやめなよ。自分で鬱陶しくない?」 「遺書出来上がったら読ませてね」 散々なじられる麻里。
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