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公園にて、猫の墓の前で涙する麻里。
カバンからカッターナイフを取り出し、首筋に当てて自殺しようとし
ていた所にルシアとヴェルが現れ、声を掛ける。
「そんなおもちゃじゃ死ねないわよ」
ルシアは北野学園の制服を着ていて、ヴェルは用務員の格好をしてい
る。
ベンチに座り、麻里はルシアに事情を説明する。
優香は些細なことで相手をイジメのターゲットにし、そのせいで何人
も自殺しているが、父である学園長が上手く揉み消している。
皆優香が怖くて逆らうことができない。
麻里は優香とすれ違った時に肩がぶつかった為、標的となってしまっ
た。
下手なことをすれば、無理をして学園へと行かせてくれている両親に
迷惑が掛かってしまう……。
「私、もう死にたくて……」
「死ぬぐらいなら、決闘してみない?」
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