【第一話 プロット】

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ルシアの突然の言葉に驚く麻里。  周囲の光景が醜くゆがみ始め、ベンチ以外は何もない真っ白な空間 へと変化する。 不気味に微笑むルシア、決闘について説明する。 決闘に勝利すれば、相手を自殺あるいは事故に見せかけ殺すことがで きる。 だが、自分が負けた場合も同様。 躊躇する麻里に、ルシアは金銭以外の望みを叶えることを提案。 「じゃあ、私を優香さんのようにして下さい」 麻里は家が貧しく、小中高もずっと友達がいなかった。その為、取り 巻きを従え、皆から畏怖される優香を憎むと同時に、ある種の羨望を 感じていた。 「随分控えめなのね、でもオッケー。後は優香さんが承諾すれば決闘開始!」 麻里、契約書にサインする。 その瞬間、ルシアの背後に恐ろしい悪魔の影が見え、麻里は気を失う。 我に返ると、そこは元の公園のベンチ。 ルシア達はいなくなっていた。
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