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あーーーーーーーーーーーー!!!!
もう、この人まじでうるさいなぁ!!
僕の目の前に立っているのはこの学園の花形とも言える生徒会の内、書紀という役職に就いている柴崎 充(シバサキ ミツル)という人で。
この人を含めて生徒会、風紀委員などと顔が極めていい人たちはある人物に惚れている。
ソイツの名前は川嶋。
転入生で、顔が可愛いと自分で言っているナルシストだ。
しかもそんなに可愛くねーしな。
それだったら確実に親衛隊の皆様のほうが可愛いと思う。
そんなナルシストに惚れているコイツは悩んでいる。
なんでかというと、何でも最近の川嶋の態度がふてぶてしくて違和感があるだとか。
僕から言わせてみれば川嶋はここに初めて来た時からふてぶてしーよ。
可愛い子とか、平凡なやつには散々な態度をとって顔がいいやつには尻尾を振る…とんだ馬鹿犬じゃないか。
「だから、何なんですか。そんなこと僕に相談してきて」
僕は相談屋さんじゃないんだから!
半ギレになりながら言うも、書記は口をモゴモゴとさせるだけでほんと、苛つく。
「あのね…、言いたいことがあるんなら言いなさい!そんな態度だと苛つくから!!」
そうい言うと、何かを決心したかの様にゴクンと唾を飲み込み、口を開いた。
「…こ、のま…ま……好き、で…いて……い…いの…か、な…」
それこそ知らんがな。
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