あら?ここ何処だ?

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魔法の属性にも種類があるんだな。 「他に聞きたいことはないかい?」 「ないな。後は自分の力で何とかするよ」 「そう、それじゃ望む願いを言ってごらん。こう見えても僕は神様の中でも一番偉いからね、多少無理な願いでも大丈夫だよ」 爽やかスマイルを俺に向ける神様は白タイツさえなければ格好よかったのだが。 しかしどうするか。望む願いと言われてもピンと来ないものだ。 死なない程度の力を貰えればいい気がするな。 「よくわからんから死なない程度の力をくれれば良いよ」 すると神様はポカーンとした表情で俺を見てきた。 「そんな適当で良いのかい?他の人達は皆欲張って魔力無限とか全属性寄越せとかイケメソにしろとか殴りながら言ってきたのに」 殴りながらとか(笑)。不覚にも笑ってしまう俺がいる。 「自分でも欲がないなと思ってしまうが、特にないからな、必要最低限の力で構わないさ」 そう言うと神様は突然泣き出した。
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