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「取り敢えず決めて貰おうか...」
すると
スーツ姿の髭サングラスは銃を持ち出し、獅子の足下へと投げ飛ばした
それをガン見する獅子と母
母
「獅子!!逃げて!!!」
ボロボロの身体から振り絞る声
この状況をどう理解したらいいのか
こんなことがあっていいのか
立ち止まっている獅子に男が
?
「銃を持て」
指示を出した
獅子
「............」
流れる時を司るかのように立つ男の声は服従の従を促すように聞こえる
不思議と身体が動く獅子は震える手で銃の持ち手と引き金を一気に掴み
男と母の方へ銃口を向けた
(俺は一体......)
揺るぐ気持ちと高鳴る鼓動が耳を圧迫する
そんな獅子に
?
「撃てよ」
銃を持てば必ず出る選択肢の一つを指示したのだ
?
「さぁ撃て!!!」
母
「逃げて!!!」
さっきから母の声が殆ど聞こえてない
何故か男の声だけが耳へさえずる
枯れるまで叫ぶ母
要所要所で確実な指示を出す男
聞こえるのは圧倒的だった
?
「撃て!!!!!!」
ドンッ
分からない感情が引き金を弾かせた
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