プロローグ

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『お前ホント文字入力苦手なのな』 「違うよ。3人の返信ペースについていけないなと思っただけ。勘違いしないで」 電話の向こうで雅治が笑いを堪えているのが分かる。 ……次遊ぶとき覚えてろよ。 『で、結局どうすんの』 本題を切り出した裕くんの後ろの方で、「あたしも仲間に入れろー!!」と騒ぐ声がする。 何となく予想はつくけど、一応聞いてみる。 「麗さん?今どちらから喋ってます?」 『……今あなたの後ろにい』 「その展開はやめて!!」 『嘘だよ。裕くんの後ろから喋ってます』 『だろうな』 電話、雅治と裕くんにしか繋がってなかったしね。
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