第2話 『初恋と確執』

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リンとこうしていられる時間が幸せで、 こうやって色々な話をして、いつも側にいたいと感じていた。 食事を終えた後、帰る前に言われた通り、隆のいる厨房へ向かった。 「やぁ、待ってたよ」 と隆は笑顔で歩み寄り、スケジュール表を開いた。 「週何日くらい出られる?夜10時まで大丈夫?」 「木曜塾だから、それ以外なら夜遅くても大丈夫です」 「分かった、それじゃあ、木曜以外の平日お願いできるかな」 「はい」 「助かるよ、じゃあ時給はこれだけ」 隆は時給の書いた紙を見せた。
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