第2話 『初恋と確執』

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あれ? リンじゃないか……。 そんなことを思っていると、リンは真っ直ぐこちらの席まで歩み寄り、父の隣に座った。 そして酷く辛い表情を浮かべ、こちらを見た。 心臓がこれ以上なく、強く音を立てていた。 「……お前の姉のリンだ」 遠くで父がそんなことを言った気がした。
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