第2話 『初恋と確執』

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なんとなくプレゼントを受け取り、彼女の真っ直ぐな美しい長い髪を見て、自嘲的に笑った。 「俺のこと……好きなの?」 「えっ?あ……うん」 真っ赤になって頷く彼女に、冷笑を浮かべた。 俺と今まで一言も会話したこともないのに、『好き』だなんて、よく言うよ。 すべては錯覚だというのに。 その時の自分は、 もう、どこか壊れていた。 「それじゃあさ……俺と寝れる?」 笑みを浮かべてそう尋ねると、彼女は驚いたように目を見開いた。 「いやならいーけど」 そう言うと彼女は、更に頬を赤らめて、コクリと頷いた。
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