第2話 『初恋と確執』

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「リンは何センチ?」 「173センチよ、大女よねぇ~。やっぱり男の人は小柄な人が好きなんだろうなぁ」 そう言うリンに、 「そんなことないよ」 と思わず声を上げた。 「えっ?」 「あ、いや……リンはそれが似合うし……いいと思うよ」 そう言いながら自分が赤面していることに気付き、目をそらした。 この店の照明が薄暗くて良かった。 「ありがと。あーあ、その言葉、好きな人に言われたいなぁ」 その言葉に心臓が強く音を立てた。
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