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「樹利君なら、大歓迎だよ。ウェーターでいいかい?」
「お願いします、ありがとうございます」
「それじゃあ、帰る前に裏に来てもらっていいかな」
ニッコリ笑う隆に、
「はい、よろしくお願いします」
と、また頭を下げた。
隆が厨房に戻った後、リンも嬉しそうに笑みを浮かべた。
「良かったわね。隆は優しいから、きっと働きやすいわよ」
「俺もそう思う」
「なんたって、私の心の王子様だし」
恥ずかしげそう言ったリンに、
「えっ?」
と目を見開いて視線を合わせると、リンは頬を赤らめ肩すぼめた。
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