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そこまで言ったところであることに気付く。
常に笑顔なのではないか、と思っていたアミカさんの表情が冷たく、人を見下したような目つきをしていたのだ。その時、なんとなくクミカとはやっぱり血が繋がっているのだな。と思ったのだった。
そして…………。
「クミカに誘われてのこのこついてきたロリコン風情が文句を垂れるな。こっちはあんたのためを思って言ってるんだよ。それを無碍にするなら……」
…………え? ええええええええ!?
誰!? この人誰!? さっきまでいた人と別人過ぎない?
何かが憑いてるとしか思えない豹変っぷりに思わず挙動不審になってしまう。
「あなたはおとなしく首を縦に振っていればいいのよ」
呆れたようにクミカがぼやく。
これは下手しなくても厄介な二人に捕まってしまったのかもしれない……。
頭を抱えて考え込んでいると突然背中をたたかれてむせてしまう。
「まあまあ、難しく考えるなよ!」
「エイジ先輩!?」
この人はいつの間にこんなに神出鬼没になったのだろうか。
隣にいることにまったく気づかなかった。
そんなことをしている間にアミカの表情は笑顔に戻っていた。
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