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トイレ前に設置されている洗面台で顔を洗った。
やっぱり起きたら顔を洗うとすごくすっきりするな。
そういうえば、歯ブラシとか着替えとかを生活用品を取りにいかなければ。
「めんどくさ」
そのまま自分の家に引きこもろうかとも思ったが、アミカは同じ学校なのだ。
いやでも顔を合わせることになるだろう。
めんどくさくても取りに行く方が、さらにめんどうなことにはならないだろう。
口をゆすいだら一度リビングに顔を出そう。
そんなわけでリビングに来たわけだが、机の上には大量のごちそうが並んでいた。
食べたい……。
すぐに行こうと思っていたが、これだけ食べてから行くことにしよう。
席にはすでにクミカと寝起きでうつろな目を擦っているエイジ先輩が食事を始めていた。
僕はエイジ先輩と一言二言あいさつを交わすと、隣に腰をかけて早速そのごちそうにありついた。
「そういえば、クミカって歳はいくつなんだ?」
せっかくなのでずっと気になっていたことを聞いたのだが……。
「…………」
「……くっ。し、失礼ですがクミカさんはおいくつですか?」
エイジ先輩が隣で飲み物を噴出しているのがわかる。
非常に恥ずかしい、なんという屈辱だ。
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