第3話

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「ちょっとまて!」 きたきた! 僕「ちょっとごめんよー、はーいどいてー、通るよー」 「まてって言ってんだろ!」ガシッ え? 捕まった? 僕足の速さには自信があったのに! 僕「なんですか?離してください」 僕は帽子を深くかぶりなおした 顔を見られないために… 「ギル!」 僕「!?…アル?」 アル「どうして急に出ていったんだ!」 僕「………あそこにいても邪魔になるだけ…腕、離して。それにアルにはカンケーない」 アル「ッ…」 スったやつがアルだったとは…気づかなかった……不覚! アル「オレは!…ギルのことが心配で」 僕「ココまできた?笑わせないでよ。心配されるなんて思ってもみなかった。僕のことなんか…どうでもいいと思われてると思ってた……僕に触ると汚れるから、触らないでね。じゃ僕行くところあるから」 アル「すまなかったッ!オレは…オレはどうしてもギルと一緒にいたくて……仕事を早く覚えて欲しかった!それにギルはキレイだ!オレとわかれても屋敷にいると思ってた…ギルがオレのこと嫌いになっても、一緒にいれると思ってたッ!」 僕「……僕、キレイ?」 アル「当たり前だ!もう一度やり直してくれないか?この前、女と歩いてたのは、ギルにプレゼントしたくて…姉貴に協力してもらってたんだ!これ…受け取ってくれるか?」 僕「……うん!」 アル「ってあれ!?財布がない!なんで!?どっかで落としたかなー」 僕「…ごめん」 アル「なんでギルがあやまる…もしかしてスった?」 Fin.
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