第3話 『高校生』

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女の子を軽蔑して抱いてきたなんて、それは嘘だったんだ。 自分の傷を癒すために、近付く女の子を利用して来たんだ。 ひと時の快楽で自分の傷を癒していたつもりだった。 好きになることが怖くて、肌だけは重ねても、心を見ないようにしてきただけなんだ。 一時的なぬくもりだけを求めて、深く関わることを恐れていたんだ。 自分に利用されてきた女の子は、自分と同じように傷ついてきたのだろう。 同じだけの傷を負わせてきたのだろう。 深く傷ついた三上の姿は、自分にすべてを伝えた。
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