第3話 『高校生』

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――― ――――― ―――――――― 三上との確執後から、更に抜け殻のような毎日を送っていた。 しかし近付く女の子には、手を触れなくなり、バカな仲間とも付き合わなくなった。 ただ、漠然と毎日を過ごした。 そんな時だった。 街をなんとなく歩いていると、通り過ぎた背の高い美女が、驚いたように振り返った。 「樹利?」 美女の野太い声にギョッとして振り返り、その姿を直視し、呆然とした。 「……隆?」
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