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三上との確執後から、更に抜け殻のような毎日を送っていた。
しかし近付く女の子には、手を触れなくなり、バカな仲間とも付き合わなくなった。
ただ、漠然と毎日を過ごした。
そんな時だった。
街をなんとなく歩いていると、通り過ぎた背の高い美女が、驚いたように振り返った。
「樹利?」
美女の野太い声にギョッとして振り返り、その姿を直視し、呆然とした。
「……隆?」
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