2494人が本棚に入れています
本棚に追加
/37ページ
コンテストが終了後のパーティには、たくさんの人が集い祝福をしてくれた。
そんな中、一人の日本人美女がゆっくりと歩み寄ってきた。
周囲から『桐華だ』と言う声が聞こえていた。
桐華。
その存在は知っていた。
日本人では珍しい長身の抜群のスタイルと、そのエキゾチックな美貌はパリファッション界で有名な存在だった。
そんな輝くばかりに美しい彼女はすぐ近くまで歩み寄り、優雅に微笑した。
「こんにちは」
日本語で話しかけてきた彼女に、
「……こんにちは」
と日本語で返した。
思えば日本語を使うのは久しぶりだ。
最初のコメントを投稿しよう!