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「見てたわよ、表彰式。切り札は才能だって言い切るなんて、凄いのね」
そう言ってクスクスと笑う彼女に、何も答えなかった。
「ねぇ私、あなたが気に入ったわ。私をモデルに使ってみない?」
と意味深な視線を向ける彼女に、
「間に合ってるからいいよ」
そう答えると、桐華は驚いたように目を見開いた。
「それじゃあ、パーティを楽しんで」
そう言って桐華に背を向けて、ローランの元に向かった。
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