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熊の助は職員室に呼び出されて、一週間の早朝の校門前の掃き掃除の罰を受けた。
この時,数年後にこの二人が結婚するとは誰が想像したろうか。
時は移りその数年後。
犬と猫の亡霊
熊の助は大人になり、義理の兄が経営する建設会社の作業員と工事現場で働いていた。
ある年の春分の日の朝方、熊の助は前日から夜間作業のため道路工事現場で仕事をしていた。
仕事も終わり後片付けしてた。
「おい、今晩は仕事の休みだから熊はじいさんの墓参りはしろよ。」
「わかったよ。」
熊の助はぶさくさ言い帰宅その後,風呂に入り寝る。」
数時間後に。
「ねえ熊,起きて仕事たがら。」
義理の兄が雇ってる女子事務員が寝床に入って熊の助を起こす。
「仕事とっておめらえ,俺ばなぶりものにする気っが。」
「しょうがないさ、仕事が入ったんだから。」
「おめえな、今日など仕事してみろ。
お釈迦様や閻魔様からにらまれぺや。
神様や仏様ぬ国民の休日返上して仕事してました、言い訳通用しねんだからな。
それこそ閻魔様から針の山に追い上げられ血の池さ放り投げられっぺや」
「ふんだったらいつまでも寝てな。」
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