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「うるせー裏がらこっそり入る奴泥棒猫っんだ。」
次に父親が。
「この野郎、仕事早く終わったんでねえが,ずんたぁんの墓参りさ行ったのが。それねすてもなんで早くけっこねおめさだいずなはなすあっさりんだよ。」
熊の助は妹を指差して。
「ここさいる姉様が帰って来ると煩くて邪魔だから帰って来るなと。」
妹はとぼけて。
「あれーそうだっけ、あれーそうだっけ。」
続いて姪も。
「言わないよ、言わないよそんなこんしゃべる人この家にいるといると思う。」
すっかりなめられている熊の助。
「うんだから、ゲーセンで時間潰していんだべあ。
じいさんの墓参りなんぞしねえぞ、俺は死んだら他の神様のとこさ行くんだ。」
「なんだこの野郎墓参りしねえ」。
「今日の朝の言い種はどうなのよ。」
「おめえなその歳でゲーセンに行くのはどうかしてんでねえの。」
「うんだ誰もゲーセンさいけって言っていねえよ。」
熊の助は兄弟や間借り人の女性から集中攻撃を浴びる。
「俺はとにかく、死んだら他の神様のとこさ行くんだ。ローマカトリックならバチカンさロシア正教ならサンクスペドロブルグ、イスラムシーア派ならメッカさ行かねけねえ。」
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