第1章 異世界へ突入

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よく晴れ雲のない空、魚達が楽しそうに泳ぐのが見えるマリンブルーの海 そこに浮かぶ小さな島の砂浜に少女が一人呆然とたたずんでいた 「なんで、 こうなったの……」 ことは数時間前に遡る : : : : : : : : : : : : 「う~ん、いい天気だ…」 私は背伸びをしてから顔を洗い目を覚ました 眠い気持ちを抑えて……………じゃないと転校初日なのに遅刻しちゃう💦 そう私は《ある事情》によって昨日このアパートに引っ越して来て一人暮らしを始めたのだ 今日は新しい高校に通う日 ワクワクしてるがやはり緊張もする 私は新品の制服に袖を通し、朝食を簡単に済ませて、家を出た 「この調子ならHR開始1時間前に着く!」 (初日ぐらいはちゃんとしなきゃね) 私は寝坊助でよく寝坊して遅刻しては先生に怒られていた 次の学校では汚名返上するんだ! そう意気込んで歩いていると後五分程で学校に着く辺りに来た 早く出たせいか人は私しか居なかった―――よくよく考えてみたら朝練に行く生徒が学校が近いのにも関わらずいないのはおかしい しかし、私はいつもより大分早く着けることが嬉しくて晴天の空を眺めながら歩いていたので気付かなかった――― 「ん?」 いきなり、ズンと下に引っ張られる感覚が私を襲った――
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