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ふたり
僕の魂が欲しいのかい?
別にくれてやるのは構わないけど
それを手にした後に
絶望する君の姿が目に浮かぶ
君の生きる意味は
僕に独占されている
突き刺さる視線で 僕はボロボロだ
早く楽にしてくれって
ときどき口走りそうになる
光る刃を眺めて 楽しそうだね
生きる意味が消えたら
自分も一緒にとか思ってるだろう?
僕と君しかいない君の世界で
演じる悲劇が大好きだものね
僕の後釜になる人が哀れだから
君を連れていくよ
僕にしかできない 世の中の役に立つこと
やっと見つけたんだ
じゃあ行こうか
あの川はきっときれいに違いない
二人で旅に出るみたいで
ワクワクするだろう?
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