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「え?」
「俺たちと一緒に遊ばない?」
先ほどとは打って変わり、男は笑顔で僕を見つめる。
「きっと楽しいよ?」
小さく首を横に振っても、彼は表情を変えなかった。
そして、ついに顔の距離が近くなり、鼻の辺りに男の吐息がかかる。
「・・や、やめて!」
怖くなった僕は、目をきつく閉じた。
その時だった。
ドコッという鈍い音が聞こえた。
大きさからして、かなり近いところからだ。
僕はゆっくりと目を開ける。
「!」
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