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「…働き者が多いんだなここは」
何か仕事はないかと男は村を探索する。
監視の意味で村長自らが男と行動を共にする。
「生きていく為に重要な仕事をしていますので。重労働ですがやりがいがあります」
「誰かこの村に来んのか?」
「え、えぇまあ」
村長の表情が少し変わったのに気づく。
何かあると思ったが興味なく詮索しなかった。
「野菜畑は広いんだな」
「広く多くの野菜ができるんです。それに新鮮で子供たちからは大人気で」
「肉の方が美味ェけどな。まぁ悪くない味だぜ」
と言いながら採れたての野菜を食べる。
しかし腹は満たされない、やはり肉だ。
肉の事ばかり考えていたら腹が空いてきたかもしれない。
「…よし、そろそろ仕事するか。で何をすりゃいいんだ?」
「え~と…何処も人手は充分で特に手伝う事は」
「何でもいいからないのかよ?」
村長は考えるがやはり思いつかない。
すると自作の弓矢を手にした子供が走って来る。
「そうじゃ!この子と森に行っていただけませんか」
「森にだ?何すんだよ」
「それはこの子から聞いてください。ではお願いします」
納得いかず村長から聞こうとしたが子供に手を引っ張られ連れてかれる。
仕方なく理由はこの子から聞く事にした。
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