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「こんにちは」
男は言った。
「今日も来たんだね
いつも、あそこの工事現場から見てたんだよ。面白い子いるなぁってw」
「見られてたんですか(照)//」
「叫んだり笑ったり(笑)」
驚いて声にならない…
「俺、上田拓斗。」
「あたしは椎名楓です。」
「よろしくね」
それからちょっと話した。
家は現場から2時間のとこに住んでいて現場で寝泊まりしてること。
彼女はいないこと。
年が23歳ってこと。
それから、たわいもない話をして、拓斗は戻って行った………
見られてたのかぁ~
知らなかった。
あ∑泣いてる時も見られてたかな?最悪だぁ!
まっいいか
減るもんじゃないし
まっ今日は帰ろ
拓斗に見られてることに気付かず楓は帰ってた……
「今日は泣かなかったかぁ~
安心した。」
拓斗はずっと気になっていた。
たまに来る女の子のことを…
ここに来る時はたいてい泣いている。
暗くなる前に帰るけど、それまで帰ろうとしない。
拓斗は名前も知らない女の子が心配でたまらなかった。
理由は…
拓斗は楓が帰ったことを確認して戻って行った。
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