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北庭の人影が少ない所に連れて来られた。ただでさえ北庭は人影少ない所だ。あーせっかく直樹と昼飯食ってたのに。 「三浦君。付き合って下さい。」 同じクラスの奴が告白してきた。全くクラスが一緒だからって告白すぐにするなよ。高校に入って二ヶ月で5人目だな。 「ごめん。好きな人いるから無理。」 俺はいつも同じことを言って断るっている。嘘ついてもなんにもならないし。 「そうだよね。…聞いてくれてありがとう。三浦君も頑張ってね。」 「ああ。」 そういうと走っていなくなった。…泣いたのか。それは困るな。次の授業来ないといいな。 よし、直樹の所に戻るか。陸と二人っきりは許せないし。俺は昔から直樹が好きだ。もちろん陸もそうだ。 俺は急ぎ足で戻る途中、 「あなたのこと好きなんだ。付き合って欲しい。」 陸が告白されている。あれは先輩だな。俺は近くの木の後ろに立った。 .
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