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俺は礼二と陸が戻って来ないので広兄と一緒にを食べていた。でも広兄は学食を食べてきたらしくあまり食べない。 「直樹食べ過ぎ。次の授業寝ちまうぞ。」 次の授業… 「あ!」 「いきなりどうした。」 いきなり声を出してまったので広兄が驚いた。 「次の授業数学だ。」 すっかり忘れてたよ。類、教室で待ってるかな。 「別に急がなくたっていいだろう。」 「ううん。俺、数学の係りで類と数学準備室に行かないといけないんだ。」 俺はベンチから立ち上がった。すると礼二と陸が戻って来た。 「直樹待ったか?」 「あ、広樹さんこんにちは。」 礼二と陸はベンチに座ろうとしたが俺が立ち上がったせいか二人とも座らない。 「礼二、陸ごめん。俺先に教室戻る。」 俺はベンチから離れて手を合わせて歩き出した。 「えっ。」 「ちょっと待てよ。」 「本当ごめん。」 俺は走って教室に向かった。 .
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