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そのあと教卓の上に教材を置いて自分の席に座った。 「直樹はお昼どうだった?急いで来たけど。」 類も自分の席に座って言った。 「礼二と陸と南庭でお弁当食べてたんだ。けど二人とも人に呼ばれて途中いなくなったんだ。」 「うん。」 「そしたら広兄が来て話してたら数学準備室に行かないといけないこと思い出して急いで来たんだ。」 類は少し考えて、 「じゃあ礼二と陸を南庭においてきたの?」 類が心配そうに言った。 「うん。でも教室に戻ろうとした時ちょうど二人とも戻って来たら大丈夫だよ。」 「二人とも何か言わななかったの?」 類はまだ安心していないようだ。 「うん。多分広兄が説明してくれたから大丈夫。」 「なら大丈夫だね。」 類は安心したのか。ため息をついた。 話が終わると先生が教室に入ってきて授業が始まった。 .
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