夏の思い出

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家に帰るとすぐに自分の部屋に行き、ふとんにもぐった。 さっき、告白の返事ができなかった俺を自分で責めた。俺は紗奈にまだ好きだと言ったことは一度もなかった。 布団の中は目を開けていても、閉じていても真っ暗だった。 暗い中で俺は紗奈のことばっかりを考え続けた。実際、俺が返事をしていれば、どうなっていたのかは想像ができなかった。 全く眠気がなかったのだが俺はいつの間にか考えているうちに寝てしまった。
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