プロローグ

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プロローグ ようこそ!! デイトレーダー戦争の世界へ!! しかし、あなたは私と一緒に戦う勇気がおありだろうか??? 通勤帰りに 「あれ?ここのコンビニの店員替わったんだ。 ちょっと可愛いじゃん。近くで顔見たい!!」 と軽い気持ちでコンビニに寄る感覚で臨んでいるのでは ないだろうか? あるいは通勤帰りに 「あれ、いつも15%引きになのに今日は 20%引きじゃない!!これ絶対買わなきゃ損よね~」 とマツキヨで化粧水をつい買ってしまうような感覚で 臨んでいるのではないだろうか? そんな軽い気持ちなら悪いことは言わない、 今すぐ画面を閉じるべきだ。 なぜなら敵は強敵だからだ、ヘッジファンドと呼ばれる 得体の知れない組織。 あるいはジョージ・ソロスという天才投資家。 さらに、致命的なのは資金量の差である。 雲泥の差だ。 ヘッジファインドの資金量が地球上の海水すべてだとしたら、 さしずめ私たちの資金なんてアイスコーヒーが グラスにかいた汗一滴にも満たない・・。 それでも、あなたはこのデイトレーダー戦争に私と一緒に 戦ってくれるというのですか? 「もちろん!!」 やはりそうですか!!ありがとう!! 一緒に戦おうじゃないですか!! しかし、空には真っ黒な化け物が立ち上がり今にも我々に 襲い掛かかろうとしている。私たちの決意をあざけ笑うように その体からは鋭い閃光が四方に放たれ、 その化け物の口目がけて強烈な風が吹き荒れている。 私たちの胸にともった勇気のともしびはあまりに小さく、 弱い・・・。 だが、この勇気のともしびを決して消してはならない。 「デイトレーダーの私たちが戦わずして          誰が戦うというのか!!!」 弱気な考えを振り払うように天にも届かんばかりの声で叫ぶ 「健気な日本の投資家を守るのは私たちおいて             ほかには居ない!!」 「陣太鼓を鳴り響かせ、今こそ宣戦布告!!!」 と戦闘は開始されたのだった。
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