なんてことない日常

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「おーい手島ー、次移動だってよ、時間ないぞ!」 「……ん?あー…あ、やば!あと2分しかねぇ!」 「だから何回も言ってんじゃねぇか」 「うるせぇ!」 俺の名前は手島 恭也(てじま きょうや)。一昨日、高校2年生になったばっかでまだ新しいクラスに緊張している。 だからだろうか、2年生になってから、なんかのろまになっている。 「ははっ理不尽だな。ほら早く、理科室いくぞ」 そしてこいつは梶田 悠(かじた ゆう) 中学からの友達だ。 中学卒業をした日、俺達は互いの拳をぶつけ「俺ら…卒業して離れてもずっ友だかんな!!」とかいった記憶がある。 …まぁ、最終的には同じ高校なんだが。 今となっては恥ずかしい思い出だよ、何あのセリフ、何がずっ友だよ。 そんなこと考えてる間にチャイムと同時に理科室に着いた。
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