prologue

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初めて人が死ぬのを見たのは5歳の時だ、 公園で友達と遊んでいた時に、車が公園に突っ込んできて、友達がそれにまきこまれた。 突然の出来事で僕は一週間ずっと寝込んでいた。 そして、三年生になって全く見なくなる前に見た死は兄の死だった… 六歳上の兄の死はあまりにも突然で残酷だった 『兄ちゃんが死んだ…』 約10日間、僕はずっとそんなことを考えていたよ。 何故10日間なのかと言うと、ね…10日後に大変なことが起こったんだ! 何と、死んでしまったはずの兄ちゃんが、僕の前に現れたんだ。と言っても、家族も友達も、全く信じてくれなかったけどね。 兄ちゃんは、僕の前に現れてただ一言だけ言った 「晴輝、お前の事は俺が絶対守ってやるからな」、と。 そして、僕はその時からばったり、人の死を見なくなった。
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