君を好きになってもいいの?

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茜「あ、ちょうどいい穴がある。」 伊「茜…?」 茜「い…伊音!」 伊「茜…どうしてここに?」 茜「伊音こそっ…」 伊「ここ…この前二人で果物取った大きい木だよ。」 茜「そ…そうなの?」 伊「雨が降ったら裏に穴をほっておいたからいつもここで雨宿りするんだ。」 茜「そっか…」 伊「ねえ、茜。」 突然壁に手を置きあたしは壁と伊音に挟まれる形になった。 茜「な…に…?」 伊「どうして目を逸らすの? ちゃんと俺を見てよ。」 "僕"じゃなくて"俺"になってる… どうして?怒ってるのかな… 茜「……」 伊「茜も…やっぱりあいつらと一緒なんだ。 見た目だけで判断して逃げてくあいつらと…」 茜「違う!違うよ…」 伊「じゃあなんで避けたりするんだよ! 俺は…初めて俺を分かってくれる人に出会えたと思ったのに…」
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