the winding family

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まったくの話、子どもというものはエネルギーに満ち溢れている。 なにかしら面白そうなものがあれば、必ず首を突っ込むし、いつまでも眺めている。 大人はとてもじゃないが付き合いきれない。 その点、危険がないのもこの遊園地のいいところであった。 2、3度行くうちに、どこから入って、どこを通り、最後はどこに辿り着くか‥‥ コースはだいたい決まってしまう。 お昼に持ってきた弁当を食べ終わったところで、 「おい、ちょっとお前たちだけで遊んでいろよ」 「お父さん、どこへ行くの?」 「うん、ちょっと用があるから。恵美、下の子達よく見てやれよ」 長女を監視係に任命する。 幼い2人は不安そうな表情を浮かべるが、慣れてしまえば、その方が自由に遊べる。 「何時ごろ帰って来るの?」 「16時ぐらいだな。いつも帰る時間には戻る」 「わかった。じゃぁ恵美が見てるから」 「じゃぁな。頼んだぞ」
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