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我が子と離れたくない…
このまま一緒に逃げたい…
しかし、姫は涙を拭い我が子を引き離す
「この国が悪魔達に襲われたのは私のせい、
私があの人を愛したせいで、父も国も全て巻き込んだ……
お願い、せめてお前だけはあの人に縛られず生きて……!」
そう言って姫は我が子を隠し通路に押し込んだ
「母上っ!!母上っ!!!」
隠し通路から聞こえる我が子の声
「ごめんね…チョウカ…!」
そう言いながら、姫が隠し通路を隠そうとしたとき、
「がはっ……!」
「母上っーーーーー!!!」
部屋に入ってきた悪魔達の頭、
父に刺された母が、
チョウカが見た最後の母の記憶だった…
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