プロローグ

2/2
前へ
/129ページ
次へ
「王様!」 「ここのところ、魔族による被害が増えています!」 「帝達も手一杯です!」 「王様!」「陛下!」 日々度重なる嘆願に、国王は覚悟を決めた。 「……やむを得ん。姫を呼べ!勇者召喚の儀を行う!!」 城の中は慌ただしく準備に取りかかる。 「お父様!」 「来たか。勇者召喚は王族の女にしか出来ん。やってくれるな」 「お任せ下さいお父様。必ずや救国の勇者様を」 魔術師達が魔法陣を描き、王女は呪文を述べる。 魔法陣はピカッと光り、一瞬皆がその眩しさに目を閉じる。 そして目を開けた先には、 「ほ?」 「ん?」 アイスを食べさせあっている少年と少女がいた。 ***
/129ページ

最初のコメントを投稿しよう!

217人が本棚に入れています
本棚に追加