世界の分け方について

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 また、この大ざっぱな地域区分は“天空”の神々の争いを防ぐ役目も果たしています。  最初は神々の王“真君主”(シンクンシュ)の祖国アメリカから、近い順番で番号で呼ぼうという自分勝手なアイデアが提案されました。  それが却下されると、面積や国内総生産量の順番で呼ぼうと言うアイデアが出て、南半球出身の科学者達を中心に激しい論争になりました。  そこで過去からのイメージに従った地域区分と、従来の国名や地域名で呼ぶというアイデアで、争いは収まりました。  ちなみに北米大陸は“新世界”、南米大陸は“黄金郷”、オーストラリアは“新天地”、オセアニア諸国も“新天地”に決まりました。  西アジア諸国と東南アジア諸国は、主に“南”に含まれます。  東アジア諸国、特に大帝国カタイはマルコ=ポーロの『東方見聞録』にちなんで“東”と呼ばれています。  ハワイ諸島等、太平洋の島々は、リゾート地が多いので“楽園”と呼ばれています。
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