“世界樹”と“時空の狭間”について

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 まず、この世界には時の始まりから、世界で起こる全てを因果律(原因と結果の法則)で裁き、記録する“世界樹”が存在します。  この“世界樹”は我々が生きている時代より遥か昔、それこそ超古代文明の時代に作られたスーパー・コンピューターだと、私は解釈しています。  もしかするとそれ以前から存在していたかも知れません。  とにかく“世界樹”は異次元、つまり夢の世界に存在すると、作中では申し上げております。  その夢の世界を“時空の狭間”と私は呼んでいます。  この時代や世界と異なる平行世界(パラレル・ワールド)が存在すると仮定し、それらの世界をつなぐ四次元空間こそが“時空の狭間”です。  この世界は始まりも終わりも存在しません。しかしそれは“世界樹”に限った話で、“時空の狭間”は人間が住む世界が失われると、消滅してしまいます。  なぜなら、その存在を考える人間がいなくなれば“時空の狭間”は必要がなくなるからです。
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