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シーーン
一気に静まり返る教室。
恐怖、嫌悪……
様々な目に射止められる。
『チッ……』
俺が舌打ちをすればビクッと肩を震わすヤツが数名。
睨みをきかせてくるヤツが数名。
あとは我関せずって感じか……
ヒオリ「そうやって睨みきかせないの。スマイル、スマイル(ニコ」
緋織の笑顔に顔を赤くするヤツが多数。
『もともとこうゆう目つきだ。つーか無闇に笑顔振りまいてンじゃねぇよ』
ヒオリ「なにそれー。はづヤキモチー?」
『ンなわけあるか』
ヒオリ「むぅ…じゃ僕の席こっちだからー」
そう言って席につく緋織。
座席は名簿順らしい。
俺は窓際から2列目の1番後ろ。
1番端が良かった…
そう思って見ていると
「あああああの、ざざざ座席……か、変わろうか…?」
その席のヤツが声をかけてきた。
『……………………………………あ?』
「いいいいいや、み見てたから、ここここここここが…いいのかと……す、すんません!余計なお世話でした!」
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