5人が本棚に入れています
本棚に追加
暖かなオレンジに包まれた夕暮れの縁側
優しかったおばあちゃんと小さい頃の私
「翡翠ちゃん、あなたには待っている人がいるのよ。」
「なんでおばあちゃんには、分かるの?」
「ふふふ。それはおばあちゃんだからですよ。」
優しく笑いながら膝の上に乗ってる私の頭を優しく撫でてくれる。
(久々にみたなぁ~。この夢というか記憶。
ゆっくり目を開けると柔らかな光がカーテンから射している。)
ただいま大学4年生の神無月 翡翠です。相変わらず朝はゆっくりとしか準備できません。
帰国子女で、英語を専攻しています。朝の日課になっている仏壇に手を合わせる。
「お父さん、お母さん。行ってきます。」
去年交通事故で両親を亡くして今は、一人暮らしをしています。
(大変!授業に遅れる!)
最初のコメントを投稿しよう!