恐怖

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手が震えている。 俺はしばらく動けなかった。 絶望と、沢山の気配のせいで。 しかし、その沢山の気配のお陰で我に返った。 そこで、携帯が光っている事に気づいた。 手が震えていたのも着信のせいだったようだ。 「メール、、、、、? 圏外なのに、、、?」 僅かな希望を胸にメールボックスを開いた。 件名 ようこそ! 本文 ようこそいらっしゃいました、山崎 聡様。 私の名は“死神” そしてここは私の庭に当たる場所で御座います。 さっそくですが、本題に入らせて頂きます。 あなた様には、私とのゲームに参加していただきます。 ルールは簡単。 ただここで生き延びれば良いだけ。 そのためにどのような方法を使っていただいても構いません。 ただ、ゲームに負けた場合、皆様に待つのは“死”で御座います。 そして、この庭に、生者が1人となったとき、その御方は元の世界に戻ることが出来ます。 ルールは以上となります。 では、検討をお祈りします!
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