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序章
抜けるような青い空。
魚影までもがはっきりと見えるような澄んだ湖。
包み込まれるような緑の森。
果てしなく広がる紺碧の海。
ここは、どこ?
認識はしていた。
この青い空の向こうには、宇宙があることを。
地球のほかにも、生命体がいるということを。
人類が地球外知的生命体と接触し、手を携えて共に生きていることを。
そう。
この宇宙は一つだと信じていた。
話には聴いていた。
理解もしていた。
宇宙乱気流
通称エアポケット
ただ一人
落ちてしまうまでは…
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